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5月, 2019の投稿を表示しています

「ワインの森大学(ワイン造り教室)」が開校!第1回は、ぶどうの花摘み体験

  ブドウ栽培も体験できる ( 株 ) 巨峰ワイン「ワインの森大学 ( ワイン造り教室 ) 」が開校。 5/11 ( 土 ) に第1回の講義がありました。総勢 24 名の学生さんは、基礎講義とカーヴ ( 地下貯蔵庫 ) などの施設見学で気分を高めて、巨峰ぶどうの花摘みに臨みました。その模様を紹介します。 どうやって出来るの?好奇心を抱いて気軽に入学   今年3期目を迎えた「ワインの森大学」は、レストラン「ホイリゲ」隣の葡萄酒工房で開校。緑色の教本を手にして工房に入れば、ブドウを発酵させる機械やビーカーなどが並べられ、まさに大学の研究室の雰囲気たっぷり。とは言え、ワインの森大学は決して難しくなく、いわば初心者向けの優しく身近な一般教養コースです。  実際、自己紹介では「ワインは普通に楽しむ程度。ワイン造り体験と聞き、どうやって出来るのだろう?と、面白そうなので参加しました。」と気軽な動機を話す学生さんが多数でした。学生さんの多くが福岡市ですが、北九州、鳥栖、熊本からの参加者も。男性より女性、そして、 20~30 代位の若い方も目立っていました。今回を含め 12 月まで 4 回の体験授業。ワインと同様、学生さん達やスタッフさん達の仲の良さが熟す過程も楽しみです。 巨峰ワイナリーの成り立ち、ぶどう栽培とワインの基礎知識   まず最初に、巨峰ワイン・林田安世社長が挨拶を。社長の旦那様が、巨峰ワインを生み出した林田伝兵衛(元禄 12 年創業の若竹屋酒造場 13 代目蔵元)。そして、伝兵衛の父・ 12 代目蔵元林田博行は、田主丸で日本初の巨峰ぶどう一般栽培の成功に大きく関わった人。林田社長がお話しなさる巨峰ぶどうと巨峰ワインの誕生エピソードは、社長が実際に見聞されたことなので臨場感たっぷりでした。因みに、講義の司会役の川島さんも、伝兵衛さんを慕って巨峰ワイナリーに就職されたそうです。   巨峰ぶどうの一年間の栽培方法の講義は、毎日ぶどう畑の面倒を見ていらっしゃる鳥越先生。午後に行う花摘み(摘蕾、巻きつる落とし、セット)のやり方を習いました。また、次回は梅雨の中の作業なので雨カッパは必須です、と現場に即したアドバイスも。

ミカン苗木の生産量日本一!田主丸で接ぎ木体験

  福岡県は、ミカン(かんきつ類)苗木の生産量で全国シェア 77 %とダントツ1位。そして福岡県の大部分が久留米市・田主丸産!苗木は和歌山など全国へ売られ、そこで育てられたミカンが店頭に。実は田主丸は一般家庭と深~く繋がっているのです。今回のゴールデン・ウィーク、苗木栽培の基本、接ぎ木を体験してきました。 ゴボウ?!が突き出た苗木畑。接ぎ木のやり方   毎年4月中旬からゴールデン・ウィーク頃にかけて、田主丸のあちこちで、苗木の接ぎ木作業が見られます。その風景を見つけるのは簡単。黒いビニールシートの上にゴボウのような行列が突き出た畑で幾人かで作業しています。ゴボウの正体は、地面近くで伐採されたカラタチ。これが台木となり、そこへミカンの枝(穂木)を接ぐのです。   近くで見せてもらった接ぎ木作業。複数の人が並ぶ行列は3つの役割に分かれています。行列の最初は、台木に切れ込みを入れます。田主丸独特の反りの小刀で、外皮と白い芯部の間の薄い緑部分を切り込むため、両手で刀を扱う職人技。行列の中程は、その切れ込みに別の場所で育てたミカンの穂木をしっかり挿し込みます。最後に、その穂木と台木をテープで巻きます。長さ 5cm 程度のテープを伸ばしながら、ちゃんと隙間無く切れ込みの下から穂木の頭までを包みます。どの役割もちゃんとやらないと、ミカンの芽は出ないそうです。 ずっと屈んだままの作業にこんな工夫も   黒いビニールシートの端はずっと先。その列は 10 列以上。基本的にはずっと屈んだまま全てのゴボウの台木に接ぎ木します。だから作業する皆さんは痛みを和らげる工夫をしています。ずっと地面に付けたままの膝を守るための座布団。座った姿勢でしかも体の動きと連動させるため、腰に括り付けた発泡スチロールの椅子。農協?で売っているコロ付き移動椅子。他所から来た私には、そういった物一つ一つも苗木体験の面白さです。 テープ巻きや、小刀を扱う切り込みまで体験!  「どうです、やってみません?」と誘われ、私も体験させてもらいました。どれも見るのとやるのとで大違い。実に難しかったです。  「ノビール」という名のテープ