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7月, 2019の投稿を表示しています

耳納北麓ジェラート総選挙巡り2019⑨ネクタリンジェラート

ネクタリンジェラート-様々な生き物にも出会えるかも(樹蘭マルシェ)   今年もジェラート総選挙が開催されます( 7/20 土~ 9/30 月 詳細は、 耳納北麓ジェラート街道[久留米市世界のつばき館]サイト )。参加店は9店、初登場のジェラートも。各ジェラートのこだわり、近所のおすすめスポットなどを紹介します。最後の第9回は、ネクタリンジェラート。「樹蘭マルシェ」開店1年目からのスタッフ・野口直美さんにお話をお聞きしました(〒 839-1213 久留米市田主丸町益生田 680-1  TEL: 0943-72-0354 google map )。 地元の農産物を届ける場所として  樹蘭マルシェ。久大本線・田主丸駅から車で数分、山苞の道に入ったすぐそこに。 2014 年8月の開店。田主丸は、耳納北麓の果樹栽培、筑後平野のお米や野菜、そして、全国に名の知られた植木・苗木の産地。しかし、山苞の道のこの辺りには、農産物の直売所がありませんでした。そこで出来たのが樹蘭マルシェ。直売所の隣には、農園レストラン・フルールも併設されています。   樹蘭マルシェのお店の中に入ると、木の柱や古民家風の梁が印象的な広々とした空間。そこでは農産物だけでなく、ぶどうや苺といった農産物を加工したコンポートやジャムもあれば、久留米の男性サークルが作った葛(かずら)の籠、近隣の若い女性達が作ったアクセサリーなど手作り雑貨も取り揃えられています。さらに、ぶどうの袋かけやかずらの花籠作りといった、田園生活を楽しめるイベントが年間を通して開催されています。   お客さんについて尋ねると、「お客さんの6割くらいは、久留米市以外からいらっしゃいます。それに、春の苺狩りなどに韓国の方が団体で来られるなど外国の方々も多いですね。」と野口さん。幅広く関心が寄せられていることが、よく分かります。   樹蘭マルシェに来て、パッと目に飛び込んでくるのは店先のガーデニング。実は、樹蘭マルシェは、株式会社樹蘭が展開する事業の一つです。樹蘭マルシェの他にも、ガーデニングの樹蘭ガーデン、果樹栽培のフルーツファーム樹蘭、そしてフルーツパイの店樹蘭があります。フルーツと造園という田主丸の特色を活かしているのが大きな特徴で

耳納北麓ジェラート総選挙巡り2019⑧大人の香ばし緑茶ジェラート

大人の香ばし緑茶ジェラート-白いキッチンカーを目印に! (Cocon Cafe & Gelato)   今年もジェラート総選挙が開催されます( 7/20 土~ 9/30 月 詳細は、 耳納北麓ジェラート街道[久留米市世界のつばき館]サイト )。参加店は9店、初登場のジェラートも。各ジェラートのこだわり、近所のおすすめスポットなどを紹介します。第8回は、大人の香ばし緑茶ジェラート。今回の総選挙から初参加の「Cocon Cafe & Gelato」坂井和裕代表にお話をお聞きしました(〒 839-1333 うきは市吉井町富永 2231-3  TEL: 0943-73-7320 google map )。 自然と人々に包まれる「素敵な田舎」を求めて   Cocon Cafe & Gelato。 2018 年 11 月に久留米百年公園の近くにあったお店を畳み、山苞の道の東端に位置する現在の場所に移転。古い家を改築して今年 2019 年 4 月に再び開店しました。今までのお店とは違い元の旧家を活かした外観。入口にぶら下がった囲炉裏の自在鉤も元々ここにあったもの。そして、店内に入ると、白い天井に黒光りする古い梁がアクセントになったシックな雰囲気が素敵です。   イタリアで学んだ坂井代表のジェラート。以前から人気が高ったお店だったのに何故移転したのでしょうか?「自然や近所の人々を身近に感じられる素敵な田舎で、採れたての新鮮なフルーツを使ったジェラートを作りたかったから。」それが坂井代表の答えでした。   とは言っても、知人も地縁も何も無い。本当にやっていけるのだろうか?…。不安でたまらなかったそうです。その不安は周りの人々に接した時、吹き飛びました。挨拶した区長さんから気さくに総会に誘ってもらい。自己紹介代わりにジェラートを持参した総会の翌日には、近所の人達が三々五々「ありがとう、美味しかったよ」とお店に訪れ。それからは毎日通りがかりに声を掛けてくれたり、「はい、これ」と家でできた花や果実をサラリと置いて行ってくれる毎日。   「この間も、病院で看護婦さんが楽し気にジェラートのお店の話をし始めたのですが、それがなんと自分のお店!」と坂井代表。ジェラート店がもの珍しいこともありますが、何よりこのお店を「一緒に

耳納北麓ジェラート総選挙巡り2019⑦糀甘酒黒ごまプレミアムジェラート

糀甘酒黒ごまプレミアムジェラート-蔵香り、囲炉裏火香り、ごま香る。 (紅乙女酒造)   今年もジェラート総選挙が開催されます( 7/20 土~ 9/30 月 詳細は、 耳納北麓ジェラート街道[久留米市世界のつばき館]サイト )。参加店は9店、初登場のジェラートも。各ジェラートのこだわり、近所のおすすめスポットなどを紹介します。第7回は、糀(こうじ)甘酒黒ごまプレミアムジェラート。「紅乙女酒造」吉瀬真由美店長にお話をお聞きしました (〒 839-1213 久留米市田主丸町益生田 270-2  TEL: 0943-72-1050 google map )。 天使も訪れる薔薇の蒸留所   赤い薔薇がロゴマークの紅乙女酒造は、ごま焼酎を造っています。ごま焼酎を世界で初めて産み出したのは、田主丸町にある日本酒の蔵元「若竹屋酒造場」12代目の奥さん・林田春野。   ゲストハウス前に案内図がありました。耳納北麓の森の中に蔵が並ぶ耳納蒸留所が描かれています。個人客でも希望に応じて敷地内を案内してもらえます。吉瀬店長に「初めてなら是非」と勧められ、私も見学させてもらいました。   独特な曲線と銅の色が印象的なアランビック蒸留器が展示されるアランビック蔵。テラスの廊下からガラス越しに、オークの木で造られたフレンチ製の樽が並んでいます。同じ大きさに見えても、樽の蓋に刻印された容量は微妙に違います。これは、手作りで樽が作られているからだそうです。   アランビック蔵からさらに奥へ進むと、古民家のお食事処『水縄茶寮』。箱根から移築された古民家は築 300 年超。毎朝虫よけに囲炉裏に火を入れます。囲炉裏の上方の棚には、頼まれて雅楽の笙の竹管数本を燻している最中、という素敵な話も聞けました。   『水縄茶寮』を出ると、春野蔵へと向かいました。紅乙女酒造がある久留米市田主丸町は、カッパの伝説や沢山のカッパ石像を見掛けるカッパの町。ここ春野蔵にもカッパに因んだ遊び心ある仕掛けが隠されています。さて、あなたは見つけられるでしょうか?   長寿蔵は、 敷地の森の中で一番高い所にあります。薔薇のステンドグラス。重厚な扉の上方にも、微かに薔薇のレリーフ。そして、扉が開いた途端、優美な薫りが鼻をスッとよぎり…。その一瞬に驚かされました。奥行