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どうやって出来るの?好奇心を抱いて気軽に入学
実際、自己紹介では「ワインは普通に楽しむ程度。ワイン造り体験と聞き、どうやって出来るのだろう?と、面白そうなので参加しました。」と気軽な動機を話す学生さんが多数でした。学生さんの多くが福岡市ですが、北九州、鳥栖、熊本からの参加者も。男性より女性、そして、20~30代位の若い方も目立っていました。今回を含め12月まで4回の体験授業。ワインと同様、学生さん達やスタッフさん達の仲の良さが熟す過程も楽しみです。
巨峰ワイナリーの成り立ち、ぶどう栽培とワインの基礎知識
まず最初に、巨峰ワイン・林田安世社長が挨拶を。社長の旦那様が、巨峰ワインを生み出した林田伝兵衛(元禄12年創業の若竹屋酒造場13代目蔵元)。そして、伝兵衛の父・12代目蔵元林田博行は、田主丸で日本初の巨峰ぶどう一般栽培の成功に大きく関わった人。林田社長がお話しなさる巨峰ぶどうと巨峰ワインの誕生エピソードは、社長が実際に見聞されたことなので臨場感たっぷりでした。因みに、講義の司会役の川島さんも、伝兵衛さんを慕って巨峰ワイナリーに就職されたそうです。
巨峰ぶどうの一年間の栽培方法の講義は、毎日ぶどう畑の面倒を見ていらっしゃる鳥越先生。午後に行う花摘み(摘蕾、巻きつる落とし、セット)のやり方を習いました。また、次回は梅雨の中の作業なので雨カッパは必須です、と現場に即したアドバイスも。
続いて、相良先生からはワイン製造の講義を。日本全国には303(内、九州は14)のワイナリーがあるが、造り方は全て同じ。だからワインの味の8~9割はぶどう栽培で決定される、と。それを聞いてぶどう栽培を学ぶ理由が分かりました。ワイン造り過程では、朝食に納豆、ヨーグルト、酢の物は絶対食さない等、してはいけないことを守り通すことが大事。ワイン造りの面白さと厳しさを実感するお話でした。
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バーベキュー場でランチ・タイム、地下貯蔵庫の見学
ランチ・タイムは、ぶどう畑と筑紫平野の絶景が目の前にあるバーベキュー・ガーデンで。講義をなされた鳥越、相良の両先生、それにレストラン「ホイリゲ」林マネージャーも入って給仕に当たられます。しばらくすると先生や川島さんもテーブルに同席し、話も次第に盛り上がりました。
その内、学生さんからブドウの花摘みの質問が出ると、鳥越さんも即座に周りに伸びているブドウを教材にデモの実演。これぞ体験型ワインの森大学の真骨頂です。
昼食後は、川島さんの案内で、瓶詰めワインを貯蔵するカーブ(地下貯蔵庫)と、ぶどう畑の見学。カーブには、初めてできた時のワイン瓶、昔実際に使った木製圧搾機、そして、2012年の山崩れで流されたぶどう畑の写真など、いずれも貴重な品々がひんやりとした空気の中で大事に保管されていました。
見学したぶどう畑の歩道の脇には、綺麗にバラの花が咲いています。単なる飾りと思いきや、昔はこのバラの状態から土の栄養分や湿り気を察し,ブドウに早め早めの処置を施したそうです。バロメータならぬバラメータ。説明がないと、絶対分からない面白さです。
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ブドウの花摘みをたっぷり体験
記念撮影で授業終了、次回6月を楽しみに
朝10時に始まったワインの森大学の第1回目授業は、こうして午後3時過ぎ無事に終了。全員で記念撮影し、再会を期す言葉を掛け合って解散となりました。その後も学生の皆さんは、割引証となる学生証を胸にショップに入ったり、ぶどう畑をもう一度ゆっくり眺めたり、と思い思いの時間を過ごされていました。
次回第2回目は6/22(土)。ブドウの袋かけと、スパークリングフルーツワインのテイスティングです。雨カッパ持参で、また聴講したいと思います。
インフォメーション(巨峰ワイン KYOHO WINERYについて)
(株)巨峰ワイン KYOHO WINERY 公式サイト http://www.kyoho-winery.com/ (Japanese language)。
今年の「ワインの森大学 第3期生」の講義内容は、公式スタッフ・ブログ『ワインの森日記』の「ワインの森大学 受付期限が近づいています!」で確認できます。
また、当ブログでも巨峰ワイン・林田社長の大学開設の思いなどを紹介させていただいています。2019/4/27『巨峰ワイン「ワインの森大学(ワイン造り教室)」今年も開校』。
今年の「ワインの森大学 第3期生」の講義内容は、公式スタッフ・ブログ『ワインの森日記』の「ワインの森大学 受付期限が近づいています!」で確認できます。
また、当ブログでも巨峰ワイン・林田社長の大学開設の思いなどを紹介させていただいています。2019/4/27『巨峰ワイン「ワインの森大学(ワイン造り教室)」今年も開校』。
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