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耳納北麓ジェラート総選挙巡り2019⑧大人の香ばし緑茶ジェラート

大人の香ばし緑茶ジェラート-白いキッチンカーを目印に!
(Cocon Cafe & Gelato)
 今年もジェラート総選挙が開催されます(7/20土~9/30月 詳細は、耳納北麓ジェラート街道[久留米市世界のつばき館]サイト)。参加店は9店、初登場のジェラートも。各ジェラートのこだわり、近所のおすすめスポットなどを紹介します。第8回は、大人の香ばし緑茶ジェラート。今回の総選挙から初参加の「Cocon Cafe & Gelato」坂井和裕代表にお話をお聞きしました(〒839-1333うきは市吉井町富永2231-3 TEL: 0943-73-7320 google map)。

自然と人々に包まれる「素敵な田舎」を求めて
 Cocon Cafe & Gelato。201811月に久留米百年公園の近くにあったお店を畳み、山苞の道の東端に位置する現在の場所に移転。古い家を改築して今年20194月に再び開店しました。今までのお店とは違い元の旧家を活かした外観。入口にぶら下がった囲炉裏の自在鉤も元々ここにあったもの。そして、店内に入ると、白い天井に黒光りする古い梁がアクセントになったシックな雰囲気が素敵です。
 イタリアで学んだ坂井代表のジェラート。以前から人気が高ったお店だったのに何故移転したのでしょうか?「自然や近所の人々を身近に感じられる素敵な田舎で、採れたての新鮮なフルーツを使ったジェラートを作りたかったから。」それが坂井代表の答えでした。
 とは言っても、知人も地縁も何も無い。本当にやっていけるのだろうか?…。不安でたまらなかったそうです。その不安は周りの人々に接した時、吹き飛びました。挨拶した区長さんから気さくに総会に誘ってもらい。自己紹介代わりにジェラートを持参した総会の翌日には、近所の人達が三々五々「ありがとう、美味しかったよ」とお店に訪れ。それからは毎日通りがかりに声を掛けてくれたり、「はい、これ」と家でできた花や果実をサラリと置いて行ってくれる毎日。
 「この間も、病院で看護婦さんが楽し気にジェラートのお店の話をし始めたのですが、それがなんと自分のお店!」と坂井代表。ジェラート店がもの珍しいこともありますが、何よりこのお店を「一緒に住むご近所さん」として暖かく受け入れてくれたのでした。坂井代表はそのありがたさをつくづく実感する、と言います。
 そんな話を聞いている間にも、「こんにちは、来たよ」とご近所さん達がお店に。エンジン音に外を見れば、うきは市の公用車が停まり、職員の方がブラリ挨拶に。行政の方もフランクで様々な面で支援してくれる、とても身近な存在だそうです。そして、次にやってきたお客さんは、何と今話題になっていた看護婦さんのご来店!
 ドアが開く度に「あっ、ちょっとすみませんね」と立ち上がり、「この間は~」と身近な話題で笑い合う坂井代表。その光景は、まさに「素敵な田舎」。コンパクトなコミュニティ感こそが、坂井代表をして「うきはの特産品を単に扱うお店ではなく、この店自体が『うきはの特産品』になって皆さんに喜んでもらいたい」と言わしめる理由、Cocon Cafe & Gelatoの活力源のようです。

夏でも地元特産品が売れるためのジェラート
 まず触れるべきことは、Cocon Cafe & Gelatoが提供するジェラート全商品が、着色料・保存料・防腐剤不使用の上、さらに卵も不使用ということ。ここに来た卵アレルギーの子供達が「好きなのどれを選んでも良いのよ」とお母さんの言葉にどんなに喜ぶことか…、坂井代表は何度もその幸せな場面を目の前にしているそうです。
 そんな体の優しさは変わらぬまま、今回の移転で、地元産とれたての新鮮なフルーツを活かすことで、さらに美味しさに磨きがかかりました。例えば、トマト、あまおう苺、グリーンスムージー等々。お話を聞いた時、ジェラートは全部で18種類が用意されていました。全て食材そのままの色がズラリと並んだショーケースを眺めるのはとても楽しいものです。
 ところで、今回ジェラート総選挙に参加するのは、フルーツではなく、煎茶のジェラート。ちょっと意外な感じです。坂井代表がその理由を教えてくれました。「暑い夏はやはりお茶の売上げが落ちてしまいます。暑い時期でもお茶が売れるような商品を作りたかったんです」。うきは市は江戸時代末期からのお茶どころ。そのうきはの煎茶を丁寧に焙煎して、お茶のえぐみや渋みを敢えて活かした大人向けの味に仕上げました。
 価格は、400円。美味しい煎茶を、夏でも冷たく爽やかに味わう新感覚。ジェラート総選挙初参加にふさわしい新鮮な切り口のジェラートです。

坂井代表とっておきの眺め、白いキッチンカーで走る山苞の道
 お勧めの眺めを質問すると、「毎日通ってくる山苞の道が大好きです」と坂井代表。坂井代表は、渓流釣りをはじめアウトドア活動が趣味。新緑の朝もやの中を走っていく幻想的な光景に魅了されるそうです。
 突然「車と言えば、キッチンカーの写真撮りませんか?」と坂井代表に誘われて、駐車場へ案内されると、そこには「ローマの休日」で登場しそうなレトロ感たっぷりの白い車が。
 移動販売をしている人なら誰もが憧れるシトロエン社製で、5、60年前の古参の車。全国を探し回り、群馬にあった車をわざわざ買い付けに行ったそうです。「輸送費も普通の車よりも全然高かったし、クーラーも無いし、ハンドルが滅茶苦茶重いんだよね」と文句を並べながらも、坂井代表の顔は終始緩みっぱなし。早くこれを走らせてランチやジェラートを売ってみたくて仕方ない、という感じでした。
 Coconとは、フランス語で「蚕の繭(まゆ)」。あるいは「温室」というニュアンスも。Cocon Cafe & Gelatoがお客さんにとって心安らぐ場所ならば、キッチンカーは坂井代表が今一番安らげる場所かも。白いキッチンカーを見つけたら、運転席の坂井代表の幸せそうな笑顔もお見逃しなく!

インフォメーション
 ●Cocon Cafe & Gelato 公式サイト Facebook。住所: 〒839-1333うきは市吉井町富永2231-3 TEL: 0943-73-7320。営業時間: 11AM-5PM。現在はジェラート部門のみの営業。定休日:月、年末年始。駐車場:あり。
 ●ジェラート総選挙の情報 耳納北麓ジェラート街道(久留米市世界のつばき館公式サイト)  
 ●「耳納北麓ジェラート総選挙巡り2019」参加店のブログ一覧
  豆乳ジェラート-昔風に涼みながら味わおう(おとうふ屋 凛) 
  ②久留米つばきジェラート-夏の椿とともに(久留米市世界のつばき館) 
  ③マンゴージェラート-枝から自然落下した完熟の味(鳥越農場) 
  ④トマトジェラート-古民家を思わせる空間で(道の喫茶 もり辺) 
  ⑤巨峰ジェラート-ブドウ園を目の前に(巨峰ワイナリー) 
  ⑥オリーブ塩ミルクジェラート-宿場町古民家の暖簾をくぐり(ギャラリー山帰来) 
  ⑦糀甘酒黒ごまプレミアムジェラート-蔵香り、囲炉裏火香り、ごま香る。(紅乙女酒造) 
  ⑧大人の香ばし緑茶ジェラート-白いキッチンカーを目印に!(Cocon Cafe & Gelato) 
  ⑨ネクタリンジェラート-様々な生き物にも出会えるかも(樹蘭マルシェ) 

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