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耳納北麓ジェラート総選挙巡り2019 ①豆乳ジェラート

豆乳ジェラート-昔風に涼みながら味わおう(おとうふ屋 凛)
 今年もジェラート総選挙が開催されます(7/20土~9/30月 詳細は、耳納北麓ジェラート街道[久留米市世界のつばき館])。参加店は1店増えて全9店舗。各ジェラートのこだわり、近所のおすすめスポットなどを教えてもらうことにしました。総選挙巡りの第1回は、豆乳ジェラート。「おとうふ屋 凛」ご店主・堺定浩さんに話をお伺いしました(山本町耳納1222-1 google map TEL:0942-47-2220)

お店のきっかけ-町のとうふ屋さんを復活したい
 料理屋を思わせる屋根構え、盛り塩と丸い注連縄がある玄関-。和風の素敵なお店で、堺さんとお会いしました。「おとうふ屋さんが町からどんどん消える。それを復活させたかった」と話す堺さんは、久留米市の御井町ご出身。開店は2012年。毎朝4時前にもめん豆腐・寄せ豆腐100丁ほどを作り始め、午前中は久留米の街中を車で回り、午後はお店に戻って営業します。
 この場所にお店を構えたのは、耳納北麓の井戸水の美味しさに惚れたから。大豆も福岡県産フクユタカ(福岡県は全国第4位の大豆生産高とのこと)。この品種は、皮が薄く中身のタンパク質も多く、ニガリとの相性が抜群。まさに地産地消のお豆腐です。

溶ける瞬間、あっ、おとうふだ!
 ジェラート総選挙に立候補の豆乳ジェラートは、そんなこだわりの素材から生まれる豆乳がベース。乳製品がダメな子供達でもこれなら、との想いで作り始めたそうです。溶ける瞬間、お豆腐のような柔らかな舌ざわりと香りがサッとよぎります。「あっ!とうふだ、とうふ!」と喜ぶお客さんも。甘さも控えめでほんのり。暑い夏の新たな涼み方を見つけた気分です。
 ジェラードは、豆乳だけのスタンダードと、季節毎の果実のハーフ&ハーフのミックス。いずれも310円。ミックスの果実は地元農家のもの。総選挙期間の7~8月はスイカ、8~9月はブドウと桃。その他の期間でも、今ならミックスベリーやデコポン、それに春に販売のあまおうも。1カップで、豆乳だけ、果実だけ、混ぜながら、と3つの味わいが楽しめます。
 お店で味わうなら、和風のカウンター越しに堺さんとお豆腐づくり談義しながらでも良し。土間の上り框で水鉢のメダカを前に涼みながらでも良し。

堺さんとっておきの眺め、冬の櫨(ハゼ)並木
 お店と共に近所で耳納北麓の美しい場所を聞いてみました。「やはり、春なら浅井の一本桜。夏なら千光寺のアジサイ。秋はもみじ寺の永勝寺。でも僕が好きなのは」と教えてくれたのは、柳坂の櫨並木、しかも秋ではなく、真冬の並木でした。
 真冬の1~2月の午後6時過ぎ、ちょうど脊振山の稜線に太陽が沈む頃。ほぼ真横からの夕日が、枝だけになった櫨の黒いシルエットを浮き立たせるのだそうです。櫨の向こうは平らな大地がひたすら広がるだけ…
 そんな話を聞いて、総選挙の時だけでなく季節が変わる毎に「おとうふ屋 凛」さんへ行ってみたくなりました。お店には、近辺の見どころを紹介する散策マップ『久留米ほとめき歩き』(久留米観光コンベンション国際交流協会・作成)もあります。

インフォメーション
 ●おとうふ屋 凛 公式Facebook https://ja-jp.facebook.com/otoufuya.ring/。山本町耳納1222-1 TEL:0942-47-2220。営業時間 平日週末共に12:00-18:30休日 年末年始。駐車場スペースは、おとうふ屋さんにしてはかなり広め(軽自動車なら10台位は余裕で駐車可能です)。移動販売でお店を留守にされていることもあるので、お越しの際は事前に電話で確認されても良いかもしれません。
 ●ジェラート総選挙の情報 耳納北麓ジェラート街道(久留米市世界のつばき館公式サイト)  
 ●「耳納北麓ジェラート総選挙巡り2019」参加店のブログ一覧
  豆乳ジェラート-昔風に涼みながら味わおう(おとうふ屋 凛) 
  ②久留米つばきジェラート-夏の椿とともに(久留米市世界のつばき館) 
  ③マンゴージェラート-枝から自然落下した完熟の味(鳥越農場) 
  ④トマトジェラート-古民家を思わせる空間で(道の喫茶 もり辺) 
  ⑤巨峰ジェラート-ブドウ園を目の前に(巨峰ワイナリー) 
  ⑥オリーブ塩ミルクジェラート-宿場町古民家の暖簾をくぐり(ギャラリー山帰来) 
  ⑦糀甘酒黒ごまプレミアムジェラート-蔵香り、囲炉裏火香り、ごま香る。(紅乙女酒造) 
  ⑧大人の香ばし緑茶ジェラート-白いキッチンカーを目印に!(Cocon Cafe & Gelato) 
  ⑨ネクタリンジェラート-様々な生き物にも出会えるかも(樹蘭マルシェ) 

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